漢方あれこれ

漢方薬の品質

 煎剤はもちろんのこと、顆粒剤や錠剤などの漢方薬にも品質の違いがあります。特にエキス製剤はインスタント食品によく喩えられますが、原料生薬の品質とそれらを加工する製法によって製剤の品質が決定づけられ、効果の違いが出てきます。
 よく使われる漢方薬のひとつである当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)を例にとって、代表的なメーカーの製品を比較してみましょう。当帰芍薬散は当帰(とうき)、芍薬(しゃくやく)、茯苓(ぶくりょう)、白朮(びゃくじゅつ)、沢瀉(たくしゃ)、川芎(せんきゅう)などの生薬で構成され、女性によく使われる漢方薬です。
 比較する写真は、同じ条件下で撮ったものです。実際の色合いとは少し異なりますが、それでもこれが同じ漢方処方とは思えないぐらいに見かけが違います。
 同じ飲むなら品質の良いものを飲みたいものです。
煎じ薬の一日分の比較
 寿元堂薬局の当帰芍薬散と、たまたま入手した某社の市販品との比較です。
寿元堂薬局 某社
当帰芍薬散の煎剤(良質のもの) 当帰芍薬散の煎剤(普通の品質のもの)
顆粒剤の一回分の比較
 専門家が好んで用いるメーカー(A社)の当帰芍薬散と、健康保険が適用される代表的な2社(B社・C社)の製品との比較です
A社製 B社製 C社製
当帰芍薬散の顆粒A 当帰芍薬散の顆粒B 当帰芍薬散の顆粒C