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脊柱管狭窄症
 最近、脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)という病気の相談が増えています。
 脊柱管は背骨に囲まれたトンネルのことで、中には重要な神経が通っています。
 この脊柱管が加齢などの原因で狭くなり、神経が刺激されたり圧迫されたりして神経痛の症状が出ます。
 最も多いのは腰部脊柱管狭窄症で、腰部の脊柱管が狭くなり、坐骨(ざこつ)神経痛の症状があらわれ、お尻や足の神経に添って痛んだり、しびれたりします。
坐骨神経痛と脊柱管狭窄症の違い
 坐骨神経痛は、腰部脊柱管狭窄症のほか、椎間板ヘルニア、腰椎すべり症など、何らかの原因で坐骨神経が刺激を受けて起こる病気です。
 そして、脊柱管の狭窄は加齢に伴う老化現象の一つですので、年をとると多かれ少なかれ脊柱管は狭くなっていきます。
 ですから、50歳を超える中高年の人に坐骨神経痛の症状があらわれたときに検査をすると、脊柱管の狭窄が発見されてこの病名になることが多いのです。
 「神経痛」という言葉の響きは、まだ内科的に治るような気がする一方で、「脊柱管狭窄症」と言えば外科的処置でないと治らないように思い込む方が多いようです。こうなると病名に振り回されていると言わざるを得ません。
 そういう私自身も、駆け出しのころは、脊柱管の異常が原因とされる症状に漢方が効くはずがないと思っていました。しかし、経験を積んでいくうちに漢方薬がよく奏効することを実感するようになったのです。
皮膚病によく使われる漢方薬
 漢方は脊柱管狭窄症を原因とするものに限らず、坐骨神経痛によく奏効します。一般的に使われる漢方薬の一部を紹介しましょう。
そけいかっけつとう
疎経活血湯
 昼よりも夜に痛みを強く感じる神経痛は、瘀血(おけつ)が原因になることが多く、この薬がよく使われます。
けいしかじゅつぶとう
桂枝加朮附湯
 虚弱体質の人に使う桂枝湯(けいしとう)に、利尿効果のある蒼朮(そうじゅつ)と、体を温める附子(ぶし)を加えたものです。冷え症で尿が出にくいような人の痛みに使われます。
どっかつきせいとう
独活寄生湯
 寒がり、冷え症の人の痛みに使われます。当帰(とうき)、川芎(せんきゅう)、細辛(さいしん)、秦艽(じんぎょう)、人参などの生薬が血行を促進する働きがあり、しびれの改善にも役立ちます。
ごしゃくさん
五積散
 冷えて痛むときに使われる薬の一つです。腰痛、関節痛、神経痛のほか、生理痛、胃腸炎なども用いられます。漢方の古典には、加減五積散、加味五積散など、この薬をもとに工夫された薬が載っています。
しゃくやくかんぞうとう
芍薬甘草湯
 西洋医学の強力な鎮痛剤ほどの効果はありませんが、痛み止めとして重宝することがあります。
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