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高齢者の病気
高齢者  高齢になると心身の機能が衰えて、不都合な症状が出やすくなります。
 漢方は高齢者や虚弱体質者を補うことに大変優れています。上手にご利用ください。
高齢者の疾患の特徴と漢方
多くの病気を持っている人が多い
 漢方では病気や症状を身体の状態の一部として考えます。
そして、病名や症状名だけで必要な薬を選ぶのではなくて、一人一人の体質や全身状態を重視して漢方薬を選びます。
 ですから、高齢になるといろいろな病気をかかえてたくさんの種類の薬を飲んでいる人が多いのですが、漢方では多くの薬を飲むことは普通はありません。
同じ年齢でも個人差が大きい
 漢方薬は同じ病気・症状でも体質に合わせて用いるから効果的なのです。
 若くて元気なうちは現代医学のシャープな効き目が喜ばれますが、身体が弱ってくると化学的で攻撃的な医薬品ではなかなか補いきれなくなってくるので、漢方の必要性が高くなるのです。
副作用の心配が少ない
 薬は多くの種類を飲むほど副作用は出易くなりますが、漢方薬を利用すれば、服用する薬の種類は減ります。
 また高齢になると薬の副作用が出やすくなりますが、身体に合った漢方薬を服用すれば副作用の心配はほとんどありません。
高齢者に多い漢方相談
寿元堂薬局に来局された高齢者の方の病気・症状で多いものは、次のようなものです。
○腰や足の痛み(腰痛症、坐骨神経痛など)、 ひざの痛み(膝関節症)、手足のしびれ感
○高血圧症、心臓肥大、狭心症、動悸、不整脈など心臓の弱った症状
○しつこい咳、切れにくい痰
 (慢性気管支炎や気管支喘息、気管支拡張症、肺気腫など)
○糖尿病
○小便が近い、出にくい、漏れる、残った感じなどの排尿異常
  (男性は前立腺肥大症、女性は繰り返す膀胱炎が多い)
○食欲がない、便秘や下痢、お腹が張る、胃腸が弱いなど、
  胃腸の症状(慢性の胃炎や便秘、過敏性大腸炎など)
○肝炎、肝硬変
○鼻がつまる、鼻水が多い、鼻水がのどに流れる
  (慢性の副鼻腔炎や鼻炎など)
○疲れやすい、元気が出ないなど肉体の弱り、精力減退
○白内障、飛蚊症、かすみ目、目の疲れなど眼の症状
○認知症はこちらのページへ
 これらの病気・症状の人の多くに漢方薬の効き目が喜ばれています。慢性の症状でも、早いものでは1~2週間、遅くとも2~3ヶ月以内の期間の服用で漢方薬の効果がわかることが多いものです。
高齢者に使われる漢方薬の特徴
高齢者には温め補う漢方薬を・・・
杖と高齢者 漢方では体質や症状を陰と陽、虚と実にわけます。簡単には冷えと熱、虚弱と充実ということですが、中庸の調和のとれた状態を吉としてどちらに偏っているかを判断するのです。
 例えば、やせて力無く、貧血、冷え性で顔色が悪いというのは陰と虚であり、老化でいろいろな機能が衰えるのも同様です。
 逆に、見るからに頑健な身体をして、多血質で顔色もよく、疲れないという人は陽と実になります。
 漢方では古くから、「五〇歳で肝気(かんき)が衰えて目が見えにくくなりはじめ、六〇歳になると心気(しんき)が衰えはじめて憂い悲しんでごろごろ横になりたがる。七〇歳になると脾気(ひき)が衰えて皮膚が枯れて皺(しわ)が多くなり、八〇歳では肺気(はいき)が衰えて魄(たましい)が離れるようになって、しばしば言葉の言い間違いをするようになる。九〇歳にもなると腎気(じんき)が枯渇し百歳では五臓は空虚になり形骸だけが残り、やがて死亡する。」と考えました。
 このように人間は五〇歳を過ぎるとだんだんに元気を失い、陰と虚に偏っていくのです。そして病に抵抗する体力も衰えていきます。
 ですから、漢方が全盛の江戸時代の代表的な処方集「古今方彙(ここんほうい)」には、老人は身体が弱りやすいということで補益(身体を補って元気をつけること)の項に老人に使われる漢方薬を取り上げています。
 このように、漢方では昔から身体を補う薬が工夫されてきました。上手に使えば大変優れた効果を発揮します。
高齢者によく使われる漢方薬
はちみがん
八味丸
腰以下の下半身が弱く、しびれ感、腰痛、口渇、ほてりなどの症状や夜間の頻尿や小便がもれたりなど排尿異常があり、体が弱っている状態に適するものです。また目のかすむ症状にも使われます。
ろくじょうたいほがん
鹿茸大補丸
体力が衰えて元気のない人によく効きます。痛みなどの特別な症状はないが全体的に体力がない人や八味丸でも効かない人にもよく奏効するものです。
ごおう
牛黄
鎮静、強心、造血作用などがあり、心臓の弱い人に適します。また疲れやすい人や活動的な人の強精・強壮剤としてよく利用されます。
りっくんしとう
六君子湯
平素から食が細い人で、疲れやすくて貧血気味、身体が弱く、手足が冷えやすい、食べ物がすぐ胃にもたれるような人によく効きます。
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